【2026年3月号】安全運転ニュースレター:その進路変更、本当に安全ですか?
春の陽気に誘われ、外出が増える季節となりました。しかし、慣れた道でも「進路変更」「転回(Uターン)」「追越し」には、思わぬ危険が潜んでいます。今回は、事故を防ぐための具体的なポイントを再確認しましょう。
1. 進路変更のルール:「みだりな変更」は法律違反?
道路交通法では、正当な理由がない「みだりな進路変更」が禁止されています 。
認められる理由:右左折や、許可された場所での追越しなど 。
認められない理由:単に「隣の車線が空いているから」といった主観的な動機 。
注意点:後続車に急ブレーキや急ハンドルを強いるような割り込み、および特定の車両通行帯がある場所での変更は禁止です 。
【安全な手順】
3秒前に合図(ウインカー)を出す 。
バックミラーと目視で、後方の安全をしっかり確認する 。
2. 転回(Uターン)のポイント:右折矢印信号を活用しよう
転回は、歩行者や他の車両の通行を妨げる恐れがある場所では行えません 。
禁止場所:転回禁止の標識・標示がある場所 。
交差点でのコツ:右折矢印信号が出る交差点では、青信号で対向車の切れ目を待つよりも、矢印信号が出てから転回する方が安全性が高まります 。
発進時の盲点:矢印信号に変わっても、対向車の死角からすり抜けてくる二輪車がいないか、一呼吸おいて確認しましょう 。
3. 追越しのリスク管理:無理な追越しは「百害あって一利なし」
追越しは対向車や後続車との衝突リスクが非常に高い行動です。以下の禁止場所を必ず覚えておきましょう 。
【ここでの追越しは厳禁!】
標識による禁止場所、道路の曲がり角付近 。
上り坂の頂上付近、勾配の急な下り坂 。
トンネル(車両通行帯がある場合を除く) 。
交差点・踏切・横断歩道と、その手前30メートル以内 。
前の車がさらに前の車を追い越そうとしているとき(二重追越しの禁止) 。
【安全に追い越すための5ステップ】
確認:禁止場所でないか、対向車線や右後方に車がいないかチェック 。
合図:右ウインカーを出し、3秒待つ 。
加速:最高速度の範囲内で、緩やかに進路を変える 。
間隔:追い越す車と十分な横の距離を保つ 。
復帰:追い越した車がルームミラーで見える距離まで離れたら、左に合図を出して戻る 。
編集後記
進路変更や追越しは、どうしても必要な場合以外は避けるのが安全運転の鉄則です 。時間に余裕を持ち、「譲り合い」の心でハンドルを握りましょう。