【2026年4月号】安全運転ニュースレター:その追い越し、自転車への配慮は十分ですか?

公開日: 2026年4月13日
4月から始まる新ルールと、いま改めて意識したい交通安全

春は新生活が始まり、人や自転車の動きが一気に増える季節です。通学・通勤に慣れていない自転車利用者が多くなるこの時期は、車と自転車の接触事故が起こりやすい傾向があります。

こうした状況を踏まえ、2026年4月1日より、自動車が自転車の側方を通過する際の安全確保に関する新たな交通ルールが施行されました。今回は、この新ルールのポイントと、日常の運転で意識したい安全行動についてご紹介します。

■ 自転車の側方通過時は、これまで以上の配慮を

新しいルールでは、車が同一方向に進行する自転車の横を通過する場合、
十分な間隔を保てないときは、その距離に応じた安全な速度で走行することが求められています。

具体的な距離や速度は法律上数値で示されていませんが、事故防止の観点からは、

  • 自転車との間に余裕ある間隔を取る
  • 間隔が取りづらい場面では、すぐに止まれる速度まで落とす

といった慎重な対応が重要です。

自転車は、わずかな接触でも転倒しやすく、重大な人身事故につながるおそれがあります。
「すぐ追い越せそう」「問題はなさそう」といった判断こそ、いま一度見直す必要があります。

■ 状況によっては厳しい処分の対象になることも

自転車の側方通過時に無理な追い越しや急な操作を行い、周囲に危険を及ぼすおそれがあると判断された場合、悪質な妨害運転として厳しい処分を受ける可能性もあります。

自転車は道路上では弱い立場の交通参加者です。
自動車を運転する側には、より高い安全配慮が求められていることを意識しましょう。

■ 事故を防ぐために意識したい運転のポイント

日頃の運転では、次のような場面で特に注意が必要です。

  • 路上駐車や店舗を避けるために、自転車が急に進路変更する可能性
  • 交差点で左折する際、左側や後方から直進してくる自転車の見落とし
  • 住宅街の見通しの悪い交差点や曲がり角からの飛び出し
  • 歩道沿いの施設へ出入りする際の、歩道を走行する自転車の存在

高齢者や子どもの自転車利用では、十分な安全確認が行われないケースもあります。
「出てくるかもしれない」と予測し、スピードを落とすことが事故防止につながります。

■ おわりに

今回の法改正は、特別な運転を求めるものではなく、
これまで以上に「思いやりのある運転」を明確に求めたものと言えます。

少し速度を落とす、少し距離を取る――
その小さな行動が、大きな事故を防ぐ第一歩になります。

弊社では、今後も安全運転や事故防止に役立つ情報を、わかりやすくお届けしてまいります。

本記事は、2026年4月施行の道路交通法改正を踏まえ、一般的な安全運転のポイントを弊社の視点でまとめたものです。